リストビューの作成およびカスタマイズ
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- カスタムリストビューを作成する。
- カスタムリストビューグラフを作成する。
- リストビューを編集し、並び替える。
リストビューを作成する
ユーザーはシステム管理者に依頼しなくてもリストビューを作成できるので、Maria には少しの間コーヒーブレークを取ってもらい、代わりに Maria の同僚である Erin Donaghue の様子を見てみましょう。Erin は Ursa Major Solar で営業担当に最近配属され、米国のチャネル顧客を担当しています。Erin は、この種別の取引先のみを表示できるように、カスタムリストビューを設定したいと考えています。では、始めましょう。
- アプリケーションランチャーからセールスアプリケーションを見つけて選択し、[取引先] タブを選択します。
- リストビューコントロール () から、[New (新規)] を選択します。
- リストに
「Channel Customers (チャネル顧客)」
と名前を付けます。 - [すべてのユーザーがこのリストビューを表示できる] を選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
現在、リストビューには、種別や場所にかかわらず、Maria の取引先がすべて表示されています。また、[検索条件] パネルも表示されています。
それでは、検索条件をいくつか設定しましょう。まず、Erin はチャネル顧客のみを表示したいと考えています。 - [検索条件を追加] をクリックします。
- [項目] ドロップダウンメニューから [種別] を選択します。
- [次の文字列と一致する] 演算子を選択します。
- [値] に [顧客 - チャネル] を選択して、[完了]、[Save (保存)] の順にクリックします。
リストがチャネル顧客のみに絞り込まれました。次は、チャネル顧客のうち、米国の西海岸の顧客のみを確認する場合も想定してみましょう。 - 検索条件を [都道府県(請求先)] が [次の文字列と一致する] [WA,OR,CA (ワシントン、オレゴン、カリフォルニア)] として新たに追加します。
この検索条件でリストの項目は数件にまで減りました。要領はわかりますね。リストビュードロップダウンリストに新しいビューが表示され、以降はリストから選択できるようになります。
[検索条件] パネルの折りたたみと展開を切り替えるには、 をクリックします。リストビューを表示できるユーザーを変更するには、 をクリックして、[共有設定] を選択します。
リストビューをカスタマイズする
カスタムリストビューの作成や検索条件の追加以外にも、できることはあります。Erin は一部の列を非表示にして、別の列を追加したいと考えています。ここから始めましょう。
- リストビューコントロール () から、[表示する項目を選択] を選択します。
- [取引先 部門]、[取引先 所有者 (別名)]、[電話] を [参照可能項目] 領域の外に移動して、[業種]、[顧客の優先度] を代わりに追加します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
取引先名の列ヘッダーに小さい矢印が表示されています。この矢印は、列に含まれるコンテンツの並び替えの方向を示します。ヘッダーをクリックして列を並び替えます。リストの並び替えが列の昇順 または降順 (英数字) のどちらであるかを矢印が示しています。
リストビューグラフを作成する
リストビューグラフを作成すると、リストビューデータを視覚的に捉えることができます。Erin は、パイプライン全体で最も高い価値を占める取引先はどこかを確認したいと考えており、[すべての商談] リストビューにグラフを追加することにしました。それでは見てみましょう。
- Sales アプリケーションから、[商談] タブをクリックします。
- ドロップダウンメニュー () を使用して、[すべての商談] リストビューを選択します。
- をクリックします。
- 表示された [グラフ] パネルで をクリックして、[新規グラフ] を選択します。
- グラフに
Pipeline Total Value
(パイプラインの合計金額) と名前を付けて、次のパラメーターを指定します。- グラフの種類: ドーナツグラフ
- 集計の種別: 合計
- 集計項目: 金額
- グルーピング項目: 取引先名
集計の種別では、項目データの計算方法 (合計、計数、平均) を指定します。集計項目では、計算するデータの種類を指定します。グルーピング項目により、グラフの区分にラベルが付けられます。
- [Save (保存)] をクリックします。