データのエクスポート
学習の目的
データのエクスポートの概要
Salesforce から手動で、あるいは自動スケジュールに従ってデータを簡単にエクスポートできます。データは、一連のカンマ区切り値 (CSV) ファイルとしてエクスポートされます。データをバックアップする場合も、別のシステムにインポートする場合も、データエクスポートツールは Salesforce データのコピーを取得する便利な方法です。
Salesforce には、データをエクスポートする主な方法として次の 2 種類があります。
- データエクスポートサービス — ブラウザー内のサービスで、[設定] メニューからアクセスできます。データを 7 日ごと (ウィークリーエクスポート) または 29 日ごと (マンスリーエクスポート) に手動でエクスポートできます。また、1 週間あるいは 1 か月間隔でデータを自動的にエクスポートすることもできます。ウィークリーエクスポートは、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition で使用できます。Professional Edition と Developer Edition では、バックアップファイルを 29 日ごとにのみ生成することや、1 か月間隔で限定的に自動生成することもできます。
- データローダー — クライアントアプリケーションで、個別にインストールする必要があります。ユーザーインターフェースまたはコマンドラインのいずれかを使用して操作できます。エクスポートプロセスを自動化する場合や、API を使用して別のシステムに統合する場合は後者のオプションが便利です。
データエクスポートサービスの使用
Get Cloudy は、CRM の実装を専門とするハイテクコンサルティング会社です。Get Cloudy の財務アナリストである Charnice Jones-Bauer は、データが失われるとビジネスに財務上の深刻な影響が及ぶことを理解しているため、Salesforce システム管理者 Chinua Toure との従業員カフェでのミーティングを設定し、バックアップについて話し合うことにしました。Chinua は、データエクスポートサービスを使用して週次バックアップを自動化していると説明しました。
データエクスポートサービスを使用してデータをエクスポートするには、次の手順を実行します。
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[設定] から、[クイック検索] ボックスに「データのエクスポート」と入力し、[データのエクスポート] と、[今すぐエクスポート] または [エクスポートをスケジュール] を選択します。
- [今すぐエクスポート] オプションを選択すると、すぐにファイルのエクスポート準備が行われます。このオプションは、前回のエクスポートから十分な時間が経過している場合にのみ使用できます。
- [エクスポートをスケジュール] オプションを選択すると、月次間隔でエクスポート処理を実行するようにスケジュールできます。
- エクスポートファイルに使用する希望の文字コードを選択します。
- データに画像、ドキュメント、添付ファイルなどを含める場合は、該当するオプションを選択します。
- エクスポートファイルに改行記号の代わりにスペースを含める場合は、[改行をスペースに置換] を選択します。エクスポートファイルのインポート、または他のインテグレーションに使用する場合、このオプションが役立ちます。
- エクスポートをスケジュールする場合、スケジュールしたエクスポートについて頻度 (マンスリーエクスポートを使用する組織のみ)、開始日と終了日、および時刻を選択します。
- [エクスポートデータ] の下で、エクスポートに含めるデータ型を選択します。一部のデータ型に使用されている用語に精通していない場合は、[すべてのデータを含める] を選択することをお勧めします。
- [エクスポートの開始] または [Save (保存)] をクリックします。Salesforce では、CSV ファイルを圧縮した zip アーカイブを作成し、準備が整ったらメールを送信します。エクスポートは早急に処理されます。ただし、エクスポートが完了する日時を保証することはできません。大きなエクスポートは、複数のファイルに分割されます。圧縮 zip ファイルをダウンロードするには、このメールにあるリンクまたは [データのエクスポート] をクリックします。zip ファイルは、メールを送信してから 48 時間後に削除されます。